腸の腹筋運動で運動を活発にする
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交通機関の発達や職場の機械化、家庭の電化などによって、現代人は歩いたり、体を動かすことが少なくなってきました。
この運動不足は、健康にもいろいろな影響を与えていますが、便秘もその一つでしょう。
私たちの内臓は、腹膜や靭帯、筋肉などに支えられ、正常な位置に保たれています。
しかし、これらの筋力が弱くなると、支える力が不十分になって内臓は下垂してきます。
大腸にしても同様で、筋力の弱い人はだらんとたるんできて、どうしても便が流れにくくなってしまいます。
また、大腸の蠕動運動を行っているのも筋肉ですから、これが弱ければ便の移送もスムーズにいかなくなります。
さらに、肺活量や腹筋の力が弱いと、排便時にいきんだときに十分な圧力もかけられません。
したがって、運動不足で筋力の弱い人や、もともと体力のない、いわゆる無力体質の人は、どうしても便秘になりやすいのです。
このようにして起こる便秘を弛緩性便秘と呼んでいます。
弛緩性便秘を解消するには、まず腹筋を強化することがたいせつです。
腹筋が強くなってくれば内臓の下垂やたるみが改善され、いきむ力も強化されます。
さらに腹筋を動かす運動は、腹部の血行を盛んにして、胃腸の働きを高める効果もあるのです。
また、腹筋運動は腹部に負担をかけるため、大腸に刺激を与え、腸の囁動運動を活発にします。
つまり、便意を起こさせるのにも役立つわけですから、朝の起きぬけや、トイレに行く前に行うと、とても効果的です。
運動は毎日つづけてこそ、効果が期待できるものなのです。
ところで、腹筋運動を習慣づけるとともに、ぜひ歩く習慣をつけてください。
歩くことは単に足だけでなく、全身の筋肉を鍛えるので、呼吸筋や腹筋も強くなりますから、便秘改善にも大いに役立つというわけです。
バスを一停留所前で降りて歩いたり、エレベーターやエスカレーターをやめて階段を利用するなど、日常のちょっとした努力と工夫で腹筋は十分鍛えられます。
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